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四国最南端、足摺岬(旅115日目)

10月28日 快晴 土佐佐賀―足摺岬―宿毛

道の駅なぶらの朝は寒かった。というか、高知市街が暖かすぎた。急に秋が進んだように感じた。

朝6時から道の駅の職員が出勤してきて、開店準備をしていた。夜は21時まで電気がついてるし、開店は早朝だし。開店の邪魔にならないように、7時には撤収完了。どうやらここではモーニング営業をしているようだ。高知のモーニング文化は、道の駅でも全開だった。ベンチで朝食を食べながら、一人今日の作戦を立てる。
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『高知家グルメガイド』

高知県に来たら、この観光パンフレットは是非手に入れることをお勧めする。県民の投票で、人気の飲食店が紹介されている。地元民ご用達の、安いくてうまい店が載っているのだ。旅人にとって、他の観光パンフレットはすぐにゴミになるが、これだけは高知を出るまで手放してはいけない
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ひろめ市場のカツオのたたきのお店、明神丸も紹介されている。
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天気が良く、快走。四国最南端の足摺岬に到着。
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ジョン万次郎の銅像があった。
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なんか、カメラが汚い・・・。
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水平線を遮る島が一つもなく、青い空と海と、とても広かった。北海道で見た海よりも広いと感じた。地球岬みたいに地球の丸さは感じられなかったが、水平線の向こうには何があるのか、そんな冒険心が湧くようだった。

ツーリングマップルに、『ぺら焼き』のお店が載っていた。ペラ焼きとはなんだろう。興味があったので昼飯に「にしむら」へ寄ってみたら、休みだったorz
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お腹すいたので、海の駅兼ジョン万次郎資料館へ。レストランもあったが、どれも千円以上で予算外だったのでパス。アンケートに答えたらヒノキの鍋敷きをくれた。いらないがありがたくいただいた。
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次の道の駅で、カマス寿司発見。食べてみた。酢〆で、まずくもなく、うまくもなく。なんとなく生臭かった。
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おやつにみかんも購入。
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竜串に寄った。見る場所がいけなかったのだろうか。いまいち串感に欠ける。もうちょっと手前だったのかもしれない。どうしても見たい場所ではなかったので、戻る気力なし。先へ進む。
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橋で繋がっている島、柏島に寄り道。な~んもなくて、車の音がなくて、波の音だけ。静か~な島だった。
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最近の朝夕は寒い。薄手のネックウォーマーを失くしてしまったので、しまむらで新調した。裏がモコモコで、暖かい。あと、靴下も穴開きになってしまったからついでに購入。
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温泉博士を発動して、宿毛の国民宿舎椰子で入浴。夕焼けが美しかった。

この辺りは、水平線に夕日が沈み、海に陽が沈む瞬間に、海に太陽が映り「達磨夕日」となる。時期が限られており、寒い時期(12月~2月頃)の風が強い日のみ見られる現象だ。風がない日は、水平線上に雲があり、太陽が隠れてしまうらしい。

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この日、宿毛の道の駅で野宿するつもりでいた。バイクを停めたところで、シルバーカーのばあちゃんに声をかけられた。

ばあちゃん「あんたー、お遍路さん?」

私「いいえ、バイク旅です。お遍路はしてません」

ば「今夜泊まる場所は?」

私「ここの道の駅にしようかと・・・」

ば「うちに泊まってけばいーが」

私「ええっ、あぁ・・・」

決めかねている私を見た道の駅のスタッフが、泊めてもらいなよ、と。スタッフの話によると、ここの近くにすんでるばあちゃんらしく、お遍路さんを見つけては声をかけているんだとか。「誰かを泊めたくてしょうがない人だから、泊まってあげたら」スタッフの後押しで、泊めてもらうことにした。

ばあちゃんは、道の駅で買った農産物をシルバーカーに積んで、トコトコ歩いていく。膝と股関節が悪そうな歩き方だった。シルバーカー押して、この距離歩いてよく買い物にいくと感心。道の駅に行くと話し相手がいるから、楽しみなんだそうだ。

私もバイクを押してばあちゃんの後ろをついて歩く。バイクの重いこと・・・。息が上がった。800mほどで自宅に到着。ばあちゃんは、じいちゃんと二人暮らしだった。

「じーちゃん!帰ったよ。お客さん連れてきた」玄関でばあちゃんが叫ぶと、じいちゃんが出てきた。歓迎してくれた。夕飯にロールキャベツをいただいた。「どう?おいしい?」「おいしいです」「それイオンの売ってるやつ。かははは」

「はいこれ、どぶろくも飲んで。私はこれを1日1杯飲んでるの。だから今もこうやって元気」あんまり得意ではないが、勧められるがまま飲まされる。飲みきれないが頑張って飲んだ。やはり、高知の女性は酒が強い。

酒の後は、居間でアルバムを見せられた。子供の若い頃と、孫の写真だ。長女は東京でカメラマンをしており、某週刊誌の料理紹介コーナーの撮影を担当しているそうだ。確かに苗字は夫妻とおなじKだった。孫を連れて時々里帰りしてくれるのが嬉しいと話していた。実家から離れて暮らしてるときに、顔を見せに帰るのが親孝行の一つなのかもしれない。な~んて思ったり。

K夫妻の家の隣にある離れのガレージ2階に案内された。ベッドがあったが、ベッドに入る勇気がなくて、上に寝袋敷いて寝た。洗濯機を貸してもらい、数日分の洗濯物を洗った。朝には乾いていた。




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by chidorigo | 2015-01-16 06:00 | 四国編
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