ひめゆりの塔で心霊体験(旅157日目-前編)

12月9日 晴 沖縄南部観光

ドミトリーの女子部屋に、見覚えのある人が泊まっていた。種子島で会ったカオリちゃんだ!!まさかここで再開するとは・・・!!「まだ屋久島にいると思ってた」そうで。いやー、屋久島行ったんだけどね・・・云々・・・と話す。また会えて嬉しかった。

久しぶりのまともな朝ごはん。
f0350083_15561928.jpg


この日、私はプチツーに出発。

喜屋武(きゃん)岬へ行ったら、途中ダートだった。
f0350083_15585825.jpg

f0350083_1559243.jpg


断崖絶壁の岬で、平和の塔が建っていた。戦時中に民間人が多く身投げした場所で、悲しい歴史の地だ。心霊スポットでもある。夜は来たくない。
f0350083_1557126.jpg


「いのちを大切に」の文字があった。今でも投身する人がいるんだろう。
f0350083_15573840.jpg


綺麗なスカイブルーの海で、この島で戦争があったなんて、にわかには信じられない思いだった。
f0350083_1557261.jpg

f0350083_15582393.jpg



修学旅行生必須の観光場所、ひめゆりの塔へ行った。塔と名がつくから、背の高い碑が建っているのかと想像していたら違った。
f0350083_1611038.jpg


f0350083_1601811.jpg

白い横長の碑に、犠牲者の名前が彫ってあった。碑の前にはガマ(鍾乳洞)があった。このガマは旧陸軍が病院として使っていた。ひめゆりの学生たちは、この場所を、砲弾が飛び交う中、水を汲みに行ったり看護をするために走り回っていたのだ。今はもう、そんな形跡は全くなかった。時は流れると、草木を回復させ、人の記憶を消していく。

「沖縄、ひめゆり部隊」というワードはよく耳にするが、沖縄で何があったのか、私は知らなかった。修学旅行は違う地域だったから、初めての沖縄。

f0350083_1623815.jpg

内部撮影禁止なので、パンフレット読んでください(ぇ

私が読んできた展示資料を基に、ひめゆりとは何のことか、ざっと説明する。

沖縄師範学校は、県内の市町村から一人合格者が出るか出ないかの超難関校だった。合格者が出たら町をあげてのお祝いをするところもあった。当時、戦争が始まるまでは制服はセーラー服、県内で唯一のプールがある、最先端の学校だった。女子生徒は、卒業後は教師になる人が多かった。教師は当時の女性の憧れの職業だった。彼女らは、ひめゆりの愛称で親しまれていた。

1945年3月23日に米軍の上陸作戦が始まると、女学生と教師たちは陸軍病院に配属され、負傷兵の看護業務に当たった。彼女らは授業の延長だと思って従事し、業務の間に授業が行われるものと信じて、勉強道具や制服を持っていったが、使われることはなかった。


後は皆さん知っての通りだと思う。私が一番知りたかったひめゆりとは何か、が分かった。その後はどんどん暗くなる話だから割愛。

当時学生だった生き残った方の証言VTRがリアルだった。腕が取れた、内臓が出てた等の話。生き残れたのは、強運と、絶対に生きる延びるという強い意思だと感じた。戦争は二度と繰り返してはいけないと思った。


最後の部屋は、慰霊の部屋だった。犠牲者の写真と並んで、名前とどんな人柄だったかを記したプレートが、壁一面に貼ってあった。当時の様子を書いた作文が閲覧できるスペースがあり、作文を立ち読みしていた。


読んでいるうちに、両足がピリピリしてきた。



気のせいかと思い、続行。





そのうち、下腿をつかまれている感覚に変わった。





ピリピリが大腿部まで上がって来た。


大腿部がつかまれている・・・・というか、ぎゅっと抱きつかれている感覚に変わった。





私には何も見えない。しかし、確かに感じた。


決して気持ちのいい感覚ではない。これはまずいな。



読んでいた作文は諦めて、外に出ざるを得なかった。







外に出たら、抱きつかれていた感覚はなくなった。


展示室内を見ても、他の人は変わらずに読み続けている。私だけかよ、感じたのは。よりによって私だけのようだった。もっと展示を見たかったのに。仕方なくひめゆりの塔を後にした。


修学旅行生でこういうところの見学に来て、波長が合ってしまって体調が悪くなる人がいるとよく聞くけど、実際あるんだな。こういうの。



ひめゆりの塔で精神的にお腹いっぱいになったので、平和記念公園には行かなかった。その代わり、公園前のそば屋で沖縄そばを食べた。そばなのに、小麦粉の麺。コシがあって結構美味しかった。
f0350083_16554414.jpg

f0350083_1656996.jpg


~後編に続く~



にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周(バイク)へ
by chidorigo | 2015-07-22 06:00 | 沖縄編 | Comments(3)
Commented by 徳やん at 2015-07-23 08:02 x
わかって欲しかったんだよ‥‥きっと‥‥
Commented by りょう at 2015-08-14 19:43 x
一昨日、ひめゆりの塔に初めて行きました。
入り口で献花を買い、足を踏み入れると不思議と涙が流れました…。そしてさいちーさんと同じように誰かに掴まれているような感じがしました。
こういう体験をされる方が多いのに驚きました。
残念ながら資料館には行かなかったので次回は勉強させていただきたいと思います。
こちらのブログに出会えてよかったです。
Commented by chidorigo at 2015-08-17 14:16
>りょう氏
りょう氏も掴まれる感覚がありましたか。やはりあるんですね・・・。コメントありがとうございました。
<< 山小屋ライフ、始めました 25時間の船旅(旅156日目) >>