西の難所は鈴鹿峠とすき焼きと

11月27日晴/強風(19日目) 関―水口

脳内テーマソングがドリカムの「晴れたらいいね」です。

さいちーです。こんばんは

口ずさむと軽くなる足取り。今日もサクサク進みましょう。



8時半出発。ゲストハウス石垣屋の居心地良くて連泊決定。

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荷物をほとんど置いて、鈴鹿峠越えに挑む。ザックはぺたんこ。ストックと雨具と飲み物入れ。
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草木が呼吸し露に濡れた木葉の香りがする。朝の雑木林の香りだ。里山の香り。深呼吸をする。生きてる山の、この香りが好き。私は山好きだと改めて思う。
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旧道があるが、沿線住民の生活道路が大半で、登山道はごく一部。道中コンクリ舗装ばかりで、登山道の歩き方を忘れかけていた。

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峠手前で既に空腹。作ってきたおにぎりを食べる。ゲストハウス自炊場があるからありがたい。

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この看板は高圧洗浄機があれば、一瞬できれいになるはず…。もとい、峠なので水がないから叶わぬ話。この看板を読む人のためにきれいにしたいなぁ…。
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峠には何もなかった。
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何もない峠からちょっと林の中へ進むと、鏡岩と呼ばれる岩があった。その昔、この岩は鏡面みたいにピカピカで、岩陰に隠れた盗賊が、そこに映る旅人を襲っていたらしい。鬼の姿見とも呼ばれていた。今は鏡感は皆無であった。

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裏はどうなってるのか、反時計回りに進んでみた。頼りなさすぎるトラロープ。一歩間違えば谷に滑落する危険な岩場。時計回りに行くのが正解だった。
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鈴鹿山脈って山脈名乗るほど山脈じゃないじゃん、と長野県民は思ってしまう。鈴鹿山地でいいじゃん。と思ってたら、意外と峠からの眺めは絶景。
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伊勢の國から、近江の國の国境を越えた。
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登山者??登山できる山がどこにあるのか見回してみたが、自分も峠越えの登山者だったことに気付いた。
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広がる茶畑。

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鈴鹿峠は、箱根を想像してたけど箱根には全く及ばず。楽々だった。ストックいらなかった。
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国1は鈴鹿峠をトンネルでパスしていた。トンネルも文明の利器。
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西風が強くて寒い。上りでは暑くて上着を脱いだが、峠を越えたら急に寒くなってジャケットを羽織る。
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たんぼの畔には異世界への扉があった。この扉を開き足を踏み入れようなら、時空の狭間かパラレルワールドに迷い込み、戻ってこれなくなる自信がある。
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どういたしまして
どういたしまして(?)

ちなみに四面すべて同じだった。


黒柳徹子デザインの山茶花。
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ん??んんん??!!
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ひぃぃぃぃ!!!
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獣除けの柵してるけど、これなら人間も寄り付かんわ。


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ニワトリ?大きすぎやしないっすか?
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ゲストハウス主人に教えてもらった蕎麦屋玄鹿(げんろく)。見た目フツーすぎる民家。休日にもなれば行列ができる人気店らしい。
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てんぷらセット1600円。「美味しい蕎麦屋」というからには、きっと美味しいんでしょうな。たまには贅沢しませう。
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コシがあり、喉越し爽やか。信州戸隠のうずら家には及ばないが、 結構美味しかった。炊き込みご飯もてんぷらも、蕎麦より美味しかった。ボリュームあった。それでも高すぎる。

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越えた山脈は、もうあんなに遠い。
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傾く太陽と一里塚。
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水口宿の本陣跡は、資源回収スペースに勢力を奪われそうだ。がんばれ本陣跡……!
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坊や………若くして……頭が…(´・ω・`)
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手持ちの地図には、経路が三本も書いてある。どゆこと?首をかしげる。
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こいういことだった。どれも東海道(笑)お好きにどうぞ。
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三筋の町、出口は三本の道が合流する
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カクテル・サンセット
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お寺の言葉、たまにいいこと書いてある。
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暗くなってきた。
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そしてスマホバッテリー切れ。重いからと予備バッテリー置いてきたのだ。

地図頼りに歩く。ライトアップ一里塚。
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ヘッドライト点滅モードで首からさげる。ほたるみたいだが、決して求愛してる訳ではない
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♪ヘ~ッラ~イ
テ~ルラ~イ
旅は~まだ 終わら~ない~(by中島みゆき)


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本日三雲駅で終了。電車で関まで戻る。途中一度乗り換えがある。乗り換え後に寝過ごして、気付いた時には関を通り越して亀山だった。電車は亀山で折り返しになり、出発までの間に再び寝落ち。次に起きたときには、どこかの駅で停車中。ワンマン電車の運転手にどこだか尋ねたら関だった。慌てて降りた。二度乗り過ごすところだった。




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ゲストハウスに戻ると、宿泊者が昨日より多かった。今日はすき焼きパーリーとのこと。帰った直後に「味付けよろしく!」と頼まれる。まじか。休む間暇なし。

手洗いしてから、既に食材のセッティングがされた談話室へ。



肉と野菜炒めて、割り下と水を入れようとしたら

「順番が違うやろ!」

と宿泊者のオッサンに横やりを入れられる。


・・・はぁ


そうですか?
合ってると思うのだが。これが私のやり方なんだが。



一瞬静まるゲストハウス。緊張が走る。




・・・あぁ、そうか。そうなのか!





すき焼きの作り方が東西で異なるんだ。


そりゃ噛み合わないわけだ。


私は関東で全部炒めてから割り下と水を入れて煮込むが、オッサン曰く関西は割り下だけで水は入れずに野菜の水分だけで煮込むらしい。


「いい、俺がやる」


なんだよ、もう。任されたからやってたのに。だったら最初から鍋奉行に立候補してやればいいのに。


喧嘩が始まるかと思った。山小屋でも食のこだわりで喧嘩(笑)したことあるから、別にこれくらいで喧嘩になっても私にとっては大したことない。生まれも育ちも違えば、食文化も違うのは当然。が、ゲストハウス内の雰囲気を一瞬悪くしたオッサンには水ぶっかけてやりたい気持ちになった。物には言い方があると思うのだが。


味の微調整は私が最後に行い、すき焼きは無事に完成した。宴会が始まればお酒も進み、悪かった雰囲気は跡形もなくなくなった。東西のすき焼き手順は違うんだと、オッサンと和解。わだかまりもなくなって、以降は穏やかだった。 

席が隣だった、女子東海ダーもりねちゃんと知り合う。千葉から来た彼女も、日本橋から連続で東海道歩いていた。ここまでは私と同じ日数の18日目。悩める女子大生で、ゲストハウスに集う旅人たちからアドバイスをもらっていた。青春だなぁ。私からアドバイスすることなんか特にないから、みんなのアドバイスをもとに、長い長い東海道中一人の時間に大いに悩んで考えるといいと思う。

私は明日も歩くつもりだったので、宴会はそこそこで切り上げた。女性は私を含めて4人宿泊してたが、夜の女性ドミトリーには私しかいない。宴会はオールナイトで盛り上がっており、深夜を通り越して明け方まで続いていた。朝起きたら、ようやくドミトリーには4人が揃っていたのだった。

歩行距離32km
歩行時間9時間30分

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by chidorigo | 2015-12-05 21:00 | 東海道五十七次 | Comments(4)
Commented by rk at 2015-12-07 08:10 x
ゴルゴ13にも小学生時代があったんだ。
おっさん、オッサンと苛められすぎてスナイパーになったのかも?
(さいちーもいつか狙撃されるぞw)

シュールな写真いっぱいで面白かったです。^^
Commented by 風ささき at 2015-12-07 09:28 x
天国、気を失うごとく心地よい場所?冬の電車?
特にシートからの熱気でお尻が温もり一気にのぼせてしまう。
まぶたが重いこと、リズム感のある振動が眠気を誘う。
既に天国だからもう下界には起きれないよね。
Commented by chidorigo at 2015-12-08 11:44
>rk氏
ゴルゴの幼少期気になりますね…(笑)
言葉遣いが汚いからいつか撃たれるかしら(・ω・)
Commented by chidorigo at 2015-12-08 11:46
>ささき氏
この時期の電車はシートがぬくぬく気持ちいいです。既に天国とはどういう意味なんでしょうか…
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