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ネットカフェ泊の正しい過ごし方(前編)

家の中で吐く息が白いです。

さいちーです。こんばんは




先に断っておきますが、
あなたが普通の感性の持ち主であれば、
今日の記事に間違いなくドン引きするでしょう。


タイトルに反して、ツッコミ所満載です。


常識、倫理観、社会人としてどうなのか、あるいは「コイツ最低だわ。ファンやーめた」と、生卵をぶつけたくなる衝動に駆られる可能性も否定できません。

万が一にもそうなった場合には、今宵は生卵を存分に使えるすき焼きパーリーとなる恐れがありますが、当方は責任を持てませんのでご了承ください。



まだ間に合います。

黙ってページを閉じてください。






これは、旅人の、旅人による、旅人のための記事です。

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ネットカフェ、略してネカフェ。私にとっては宿代わりの、文字通り寝カフェである。屋根壁があり、暖かな室内だけでもありがたいが、完全分煙、無料ドリンクバー、漫画読み放題と、誘惑は尽きない。

更にインターネットができ、大きな画面とキーボード、カードリーダーを借りて画像もアップできる環境は、ブログ更新を日課とする旅人にとってはとても便利な存在だ。おまけにシャワー付きとなれば万々歳で、天国ともいえよう。


旅において、泊まるネカフェは最大限利用したい。そこで今日は、私流ネカフェのワイルドかつ快適に過ごす裏技を紹介する。





ネカフェを探す

まず、泊まろうとしているネカフェの情報収集から始める。位置情報ONにして、ぐーぐるマップに「ネットカフェ」で検索をかければ一発で出てくる。
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近隣に何軒かあるようなら、ナイトパックが長くて安い方がお得。私は荷物整理、ブログ更新、睡眠に時間を使うので、お得な12時間パックがある場所を選ぶことが多かった。私にとって優先順位の高い順に、安さ、分煙、シャワーの有無だった。

利用率の高かったネカフェは快活クラブだ。


大体のネカフェはPC利用の場合、身分証で本人確認の儀式がある。それが嫌な人はネカフェに泊まらず違うところを探せばいい。初回の会員証発行が有料な店舗もあるが、携帯クーポンで無料になる。



眠るための席を選ぶ

次に、ブースはフルフラットシートを選ぶこと。リクライニングチェアや、マッサージチェアでは寝られない。睡眠を取るのが目的なので、平らな場所で横になれることが重要だ。夜行バスで一晩揺られた経験はあるだろうか。休めなかった人も多いはず。座ったままの姿勢は脚がむくむだけでなく、身体に負担をかけるため、疲れた身体を休ませることができない。

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ブースに入ったら荷物整理を行う。ブース入口側の縦半分を荷物置き場とする。半分は自分が寝るためのスペースとして確保する。まだ寝てはならない。疲れてるからといって、このまま寝てしまうと翌朝に支障を来たす。

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洗濯、しちゃう?

長旅になればなるほど、戦うべき対象が増える。それは洗濯物だ。歩き旅において、コインランドリー1時間の拘束時間はもったいない。日が短い時期だと尚更だ。1時間あれば4キロ先へ進める。日が出て明るく暖かい時間帯の1時間は、旅人にとって貴重である。

そこで洗濯乾燥にかかる1時間を短縮させるため、私はネカフェで洗濯することを思いついた。シャワー室があれば、自分の身体と共に洗ってしまうのが一番効率的。洗剤は小分けになっているものをいくつか持っていたので、それを使った。

シャワー室がなければ、多目的トイレがあれば好都合だ。これから始まる三度見必須のパフォーマンスを誰かに見られることもないし、広々使える。洗面台に水を張って、Tシャツや下着をごしごし洗う。洗濯洗剤を持っていなければ、ハンドソープで洗ってしまう。どんな洗剤だろうが、汗かいてくさい下着を着続けるより全然マシである。

洗った洗濯物はよく絞る。ブース内のでっぱりに洗濯ロープ代わりの細引きを張って、洗い物を干す。時間の経過と共に、重力に引き寄せられた水が干した物からぽたぽたと垂れてくる。そんなときはごみ箱の上で絞る。ビニールに絞った水が直接当たるとうるさくて近所迷惑だから、ごみ箱の中にティッシュを敷くことで音の緩和ができる。
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水を絞る作業を怠ると、洗い物は一晩で乾かないから注意が必要。乾かなかった場合は、靴下やハンカチ等の小物なら、洗濯バサミなんかでザックに干しておけば歩いてるうちに乾く。 大物は仕方ないので、次のネカフェで干す。
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身体をきれいに保とう

シャワーを浴びることができない日は、身体だけ拭く。 清拭(せいしき)という。 ドラッグストアで売ってる汗拭きシートは、私からすればあんなのは「さらっとした感覚を与えて、香りでごまかすシート」でしかない。気持ち程度であって、2~3日風呂入れない時には役に立たない。

本当に役立つのはボディウォッシュタオルで、要するに垢すりだ。根本的に皮脂(=垢)をこすって落とすことが重要だと考える。水で濡らした垢すりで、身体をごしごしするだけで、得られるさっぱり感は全然違う。シャワーでもないところでこれをやるんだから、ボディソープなどは一切仕様しない。

最後に、洗面台や床に飛ばした水は、ペーパータオルできれいに拭き取ることが大切 。次に使う人と、店員に不快な思いをさせないように気をつける。こうしておけば、まさか洗面台で洗濯をしている客がいるとは思われないだろう。(ここに書いてる時点でばれるがw)

ネカフェに限らず、野宿するときでも、公園の多目的トイレ内でこれをやるだけで寝袋に入ったときのさらっと感が違う。まあ、ご想像の通りシュールな画であることに間違いない。

(ちゃんと科学的根拠があって)洗髪は72時間以内に行うのが望ましいとされている。風呂など最悪3日に一度入れればいい。死にはしない。実際旅中はそうだった。風呂に入れない日は毎日清拭してたし、2~3日に1回は銭湯や温泉に行って頭から足の先まできれいに洗っていた。

それでも一応は女子なので、見た目清潔にするようには心掛けていた。洗髪できないとどうしてもぺったんこになってくる髪をどうにかするため、ネックウォーマーにもなる被るタイプのターバンを巻いていた。ターバンは毎日洗って乾かしてきれいにし、風の強い日は耳まで隠せば温かかったのでおすすめ。



長くなるので、ネカフェの正しい使い方講座は後編に続く。




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by chidorigo | 2015-12-13 09:00 | 東海道五十七次
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