朝焼け探して美ヶ原

真夜中、街灯のない県道をハイビームで上って行く。尻尾がふわっとした小動物が道を横切り茂みに消えた。ビーナスラインに合流し、美ヶ原に着いたときには既に日付は七夕だった。
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風が強く、流れる雲が速い。峠を越えると下界には上田の街の灯りが見えた。寝る支度を整えた。資源回収に出すために後部座席に積みっぱなしだった段ボールは、座席を倒したときにできる凹凸を軽減するのに役立った。

コンタクトの洗浄液を持ってくるのを忘れてしまい、仕方なく一晩そのままで寝ることを選択せざるを得なかった。シュラフを掛け、フラットにした車内に寝そべる。ふと、カーテンの隙間から見える空に雲が消えたことに気づく。

もしかして、星が見えるかも。

助手席のドアに手を掛けると、風がドアを開くのを手伝ってくれた。空には満点すぎる星空が広がっていた。真上には天の川。星の観察にはちょっと引っ込んでいてほしい月は、私の希望が通じたのか朝7時以降に昇ってくるようだ。繊細な星の瞬きをより一層感じられる。しばし寝そべったまま、車中からの贅沢なプラネタリウムを楽しんだ。
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明け方、4時半頃に目が覚めた。昨夜から変わらず風が強くて、時々車が横に揺らされていた。東の空が白んで来ている。浅間山の向こうには雲がかかっていて、朝日が雲を乗り越えるまでにもう少し時間がかかりそうだった。

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防風パーカーを羽織り、外に出る。昼間の猛暑と無縁の高原は、爽やかに朝を迎えた。
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by chidorigo | 2016-07-07 12:05 | ちょっとそこまで | Comments(0)
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