青空復活大逆転!種池山荘ピザ日和【針ノ木爺ヶ岳周回縦走-3】

早口言葉みたいなタイトルです。

さいちーです
こんにちは

更新にかなりの時間を費やした針ノ木爺ヶ岳縦走ですが、お待たせしました最終回。


↓前編はこちらからどうぞ↓

1;「海の日は山へ、虹の扇沢」

2;「土砂降りの針ノ木雪渓」


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<ルート>
扇沢-針ノ木雪渓-針ノ木峠-針ノ岳-スバリ岳-赤沢岳-鳴沢岳-新越山荘(宿)-岩小屋沢岳-種池山荘-爺ヶ岳-種池山荘-柏原新道-扇沢


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朝の4時頃には廊下を行き来する宿泊者の足音で目が覚めた。とはいえ、泊まっていたのが17人だからさほど気にはならなかった。

山で朝を迎えるなら、御来光が最大のイベントだと私は考えている。結露した窓の向こうで、夜明け前の群青が朝を待っていた。ダウンを羽織り、外へ出る。

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昨日の厚い雲は、きれいさっぱりどこかへ消えていた。扇沢ターミナルの灯りが遥か下で小さく光っていた。あんな下から上ってきたのか。

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雲は桃色に染まり、空の世界に色を運ぶ朝日を待つ。やはり、山で迎える朝は格別だ。

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針ノ木峠からは、ひょっこり槍ヶ岳が覗いていた。やあ、おはよう。
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後立山連峰の朝焼けシルエットが美しい。
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刻々と静かに表情を変えていく山々。地図には載っていない新越岳(通称:偽ピーク)で日の出の瞬間を見ることはできないが、モルゲンロートに包まれた蓮華岳や針ノ木岳が、今日の訪れを教えてくれた。

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朝日を浴びた剣岳の圧倒的存在感。ラスボス感を醸し出すあの頂きに、もし神々が住んでいると言われたら、信じるかもしれない。

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朝焼け鑑賞会を終えて部屋に戻り、朝食まで一眠り。空腹すぎて、水気が抜けたナスやキュウリの如く縮みそうだった。朝食はご飯をお代わりし、本日のエネルギーを充填したのだった。同部屋のソロ女性客と仲良くなり、気が向いたら北岳で会おうと緩~い約束を交わす。

休暇のぽんちゃんが、爺ヶ岳までの道中をお供してくれることになった。遭対協のH氏は『救助で役立つロープワーク講座』を開き、小屋のスタッフに伝授していた。お先に。彼とはきっと今日もどこかで会うに違いない。


稜線歩きは最高だった。天候視界ともに良好で風も弱い。ここまでの好条件は、年間の山行を通しても、そうそう出会えない。

これから歩く爺ヶ岳までの稜線。
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これまで歩いてきた稜線。振り返れば大パノラマ。
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左後方には立山連邦、右には大町市街を覆う雲海、浅間山、そして八ヶ岳、富士さん。富士さんの右には南アの山塊。ロケーションも良い。昨日の悪路バッドな山行とは180度の回復振りに、テンションが上がる。

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ハクサンフウロ
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チングルマ
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なんだっけ。よく見るけど毎年思い出せない。
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アオノツガザクラ

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種池山荘手前で、「ようこそ!」とキヌガサソウが満開で出迎えてくれた。

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ぽんちゃんと近況報告をしながら歩いていたら、あっという間に種池山荘へ着いてしまった。

山荘にザックを置き、爺ヶ岳山頂までピストンする。
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ああ、美しすぎてため息が出る。いくらでも眺めていられる。山荘があんなにちっちゃい。

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山荘に戻って来る頃には、雨で濡れたザックは照り付ける太陽のおかげで、概ね乾いていた。


種池山荘名物のピザをいただく。ピザ焼き専用の丸いオーブンが2台あり、次々に入る注文を受けテンポ良く焼き上げていた。あのオーブン欲しいとちょっと思ったり。
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直径18cmくらいのピザで、基本は6枚切り。希望すれば8枚切り等、柔軟に対応してくれる。山の上でチーズなんて贅沢だ。ボリュームがあって大満足。 ぽんちゃん、ごちそうさま。
ちなみに種池には専属の調理師がいて、まかないが美味いらしい。
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中の席でピザに舌鼓を打っていたら、H氏が外の注文口に現れた。ピザをぺろっと平らげて、下山していった。

まだ11時くらいなのに、周囲にはガスが上ってきた。朝の快晴っぷりはどこへやら、もう真っ白になった。

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ぽんちゃんにお礼を言い、互いの健闘を祈って別れた。彼女は笑顔で見送ってくれた。山生活が終わって下山したら、またうちに遊びにおいで~(^_^)/


柏原新道をたったか下る。30分ほどでH氏に追いついてしまった。

「また変なオジサンと一緒になっちゃったね。いいんだよ、先に行って。嫌なら嫌ってはっきり行った方がいいよ」

人が嫌がることをするのが好きだったらしく「性格悪い...」と言ったら、「昔は今は違うよ」といいながらも、私と同じ速さに上げていた。2日間のうち半分はなぜか一緒に行動していたので、だんだんお互いの性格が分かってきて面白かった。

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歩き方レクチャーや、ザックの背負う位置レクチャー等を歩きながら教わる。あとはだらだら身の上話と世間話をしてるうちに、扇沢がみるみる近づく。扇沢は満車御礼だ。
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ついさっきまでいた稜線や、山頂は雲の中だった。 コースタイム2時間45分のところを1時間45分で下った。あっという間に登山口に着いてしまった。 山へ一礼し、駐車場まで歩いて戻る。H氏と停めた駐車場が違ったため、彼とも途中で別れた。H氏とは、またどこの山でひょっこり会う気がしてならない(笑)

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近くの共同温泉に入り、大好きなCCレモンで一服し、生き返る。そして帰路に着いた。

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次は予定は山の日の縦走。鹿島槍から唐松を計画しているけど、3日間あるからどうしようか検討中。



<反省会>
・雨の日のザックは内部まで濡れるから、防水対策が必須。
・雨でザック内の行動食が出せずに困った。おやつボトルを作ろうかと思う。
・両下肢筋肉痛、両腰部擦過傷、両母趾付け根に水疱できた。
・オニューになったゴローのソールは、雨に濡れた岩の上でも滑りにくかった。
・扇沢の駐車場は市営無料Pから埋まるし、朝6時で満車。早起きしてもこれからの時期は停めるのが難しそう。
・コンタクトは洗浄液持ってくのが重い。使い捨てにしよう。
・雨で喉が乾かないからといって、水飲まないと脱水になる。
・雨の場合を想定して、着替え1着は必要。下着までびしょ濡れ。何を血迷ったか、ユニクロのエアリズムを着て行ったら全然乾かないどころか、休憩時に体温奪われて寒かった。
・地図も濡れてしまった。ジップロックに入れる



3部作にお付き合いいただきありがとうございました!


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by chidorigo | 2016-07-27 12:45 | 百名山挑戦 | Comments(0)
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