カテゴリ:山小屋2015夏( 58 )

山小屋にいます


夏休み仕様になってます
さいちーです
こんにちは

昨年同様、山小屋にいます!
1週間ですけどね~
ちょろっとお手伝いしてます。

台風の影響があって、今日は空いてます。

体力のある方は登山届けをしっかり出して(気が向いたら)遊びにきてくださいな( ´∀`)

f0350083_18045539.jpg


f0350083_18051393.jpg



にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周(バイク)へ

by chidorigo | 2016-08-16 18:05 | 山小屋2015夏 | Comments(4)

モルゲンロートに包まれて

朝日差し込む東向きの部屋。気持ち良く目覚める。
f0350083_18134430.jpg


f0350083_18134676.jpg


f0350083_18134867.jpg


f0350083_18135142.jpg

我々はモルゲンロートの中にいる。モルゲンロートとは、ドイツ語で朝焼けの意。ちなみに夕焼けはアーベントロート。 朝も夕も、真っ赤に染まるこの一瞬が好きだ。
f0350083_18135374.jpg


f0350083_18210648.jpg


3泊4日の山行最終日。さすらいの主婦とともに山を下る。仕事中にも関わらず、スタッフ総出で玄関に集まって見送ってくれた。
f0350083_18220577.jpg

小屋スタッフに別れを告げて出発。
次は下界、打ち上げで会いましょう!

f0350083_18231483.jpg

名残惜しく、何度も、何度も振り返る。間ノ岳と農鳥岳が最後まで見送ってくれた。

あっという間に稜線は遠く。
f0350083_18284418.jpg

大樺沢に、正午の太陽が眩しい。
f0350083_18360665.jpg


これにて下山。今シーズン、山はおしまい。

帰りの電車でプシュッと。 会社帰りのリーマンは気にせず、オッサン化するワタシ。 松本の唐揚げセンターで買った、万歳したくなる下味のついた唐揚げをつまむ。山でのビールもうまいが、下界のビールもうまい。要するに、ビールがうまい。
f0350083_19345542.jpg

山が終わった充実感と、本当に終わってしまったんだというちょっぴり寂しい思いと、写真を見ながら余韻に浸る。

帰宅宅して測った荷物の総重量。重かった。なぜか行きより5kgも増えてる荷物の重量(笑)
f0350083_19345627.jpg

発注ミスで余ってしまった冷凍の鯖や鮭、大量のウインナーを持たされたからこんなに重かった(笑)








山で過ごした2ヶ月と10日―

f0350083_12035679.jpg


周囲には山で働くことに反対されたりもした。自分勝手でごめん。これが私だ。私の生き方なんだ。

下界にいては決して体験し得なかった、数多くの貴重な出来事。美しい眺めと、山で過ごしたことで見えた景色、初めてのブロッケン現象、季節の移り変わり、良き仲間、面白い客、人の考え方。ときに議論し、喧嘩し、言い合って。笑って泣いて、また笑って。笑いすぎて怒られて。

初日から辛くて心が折れそうだったが、今となってはいい思い出だ。心の支えは素晴らしい朝焼けだったり、下界にいる友人だったり、ブログのコメントだったり、心から笑い合えるスタッフだったり。

いろんな出会いがあって、別れがあって。旅も、小屋も、人がいるところには温かさがある。文字通り同じ釜の飯を食べた仲間との思い出は、決して忘れることはないだろう。 共に過ごした時間、共に語り合った夢は、次に進むための大きな力となる。




ありがとう 北岳



ひと夏の思い出は、私を成長させてくれたようだ。 山では遊んでて働いてた気がしないが、楽しみながらも多少稼いで、次の資金が貯まった。


晩秋の山に別れを告げる。

誰もが道標なき道を、悩み考えながら歩む。いくつもの分岐の果てにある、誰も知らない未来。私は次なるステージへ。

行こう
前を向いて
歩こう

f0350083_12035732.jpg



にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周(バイク)へ
by chidorigo | 2015-11-04 06:00 | 山小屋2015夏 | Comments(2)

北岳登頂天高く

長々と小屋の話を書いてますけど、そんなに何泊もしてたわけじゃないですよ。たったの3泊4日ですよ。十分長いよ!って突っ込まないでくださいね。

さいちーです。おはようございます。

夏の頃、朝日と富士山は離れていて、カメラに収まらなった。今は仲良しでこんなに近くから昇るように。

<8月>
f0350083_13193841.jpg


<9月>
f0350083_13193728.jpg



<10月>
f0350083_13193628.jpg




ちなみに、北岳の雰囲気も異なる。

<8月>
f0350083_13194620.jpg


<9月>
f0350083_13194391.jpg


<10月>山全体が色褪せた
f0350083_13194122.jpg

こんな変化が楽しめるのも、山小屋バイトならではの楽しみだ。


小屋泊なんだし、行かないわけにはいかないでしょう。ホームの山頂!

さすらいの主婦と、休日の倉今との3人で出かける。

f0350083_13194808.jpg


快晴の稜線、紺碧の空。蒼に吸い込まれそうだった。私のブログタイトルにもなっている『紺碧』。ほとんどの空は霞んでいて、スッキリ蒼く見えない。下界にいれば尚更だ。
f0350083_13195062.jpg


年に何度も見られる色ではない。条件が揃って初めて見れる。空に近い場所に行かなければ出会えない色。冬の高地の空もこんな色。

f0350083_13541834.jpg

ジャンプしたらはみ出した。いや、いいんだよ。はみ出して。枠の中に収まるようにきれいに生きることだけが人生じゃない。

枠の中で生きていれば安泰だろう。世の人たちが求める『安定した軌道』からは、私はとうに外れている。しかしその人たちには到底体験できない世界を私は生きている。

自分の知っている世界のその先、外の世界がどうなっているのか知りたいと思ったとき、実行に移すか、移さないか。想像に留めて満足できるなら、それはそれでいいと思う。ただ、一歩踏み出す勇気と行動力で、今までとは違う世界の扉が開く。

価値観は人それぞれだ。私は私の価値観で考えるし、あなたはあなたの価値観で物を測る。自分で見たこと、感じたこと、考えたこと。それが吉と出るか凶と出るか、結果は誰にも分からない。しかしどう出たとしても、その結果を私は受け入れたいと思う。それは経験値として、いつしか自分の財産となる日がくるだろうから。



360度の景色を眺めながら、作ってきたホットサンドを食べる。タオル+カイロで包んで持ってきたから、山頂に着いても尚、ほかほかだった。
f0350083_13195570.jpg


お腹いっぱいになったところで、下山。

ツナギに着替えて作業の手伝い。来シーズンに向けて、外のベンチのペンキ塗りを行った。
f0350083_13542099.jpg


夕焼け。
f0350083_13542150.jpg


仙丈ヶ岳
f0350083_13542485.jpg


富士山
f0350083_13542694.jpg


北岳
f0350083_13542991.jpg


地平線に中央アルプス
f0350083_13543030.jpg


今日という日をありがとう
f0350083_13543166.jpg



にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周(バイク)へ
by chidorigo | 2015-11-03 06:00 | 山小屋2015夏 | Comments(0)

星降る夜明けのオリオン座

秋の流星群、オリオン座流星群がやってきた。なんてベストな日に上がってきたのか。見ないわけにいかない。
f0350083_12213233.jpg

3時半起床。防寒対策をして外に出る。風強く、冷たい。

霞みの中に、甲府盆地の灯が溶ける。
f0350083_12213460.jpg

富士山とオリオン座と甲府盆地。下界から星はあまり見えなさそうだ。

下界から見れば遥か、空近き天空の稜線。頭上には満点の星。音もなく、流星がひとつ天の川を渡った。
f0350083_12213508.jpg

寒さに震えながらシャッターを押す。1枚の写真を撮るのに1分近くかかるため、長居できない。時間と腕の勝負だった。
f0350083_12213728.jpg


概ね満足し、小屋へ戻る。早番は既に厨房に立っていて、お客さんの朝食の支度を始めていた。いつも早起き1番乗りのスタッフがいる。彼は10分間で4~5個の流星を見たと言っていた。私は写真に夢中で1つしか見られなかった。

東の彼方より、順次朝が訪れている。ここに夜明けの順が届くまでには、まだもう少しの時間がある。部屋に戻って二度寝した。
f0350083_12213961.jpg



にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周(バイク)へ
by chidorigo | 2015-11-02 12:00 | 山小屋2015夏 | Comments(2)

山小屋バイト持ち物一覧

私のブログを見て「山小屋バイトしてみたい!してみよう!」と思う人がいれば嬉しい。
f0350083_21502485.jpg

山小屋スタッフに採用されることが決まったら、準備するにあたって、何がいるのか小屋からある程度の指示が出る。でもそれは最低限必要なものであって、実際生活してみての細かい部分が気になるところ。私も何が必要かさっぱり分からなかった。

ハイシーズンの2ヶ月+αを山で過ごした一スタッフとして、装備一覧をまとめてみた。私が実際に必要だったもの、不要だったものを感じたままに書いてみる。


【必須アイテム】
・着替え 山やる人は、だいたいメーカー物。ワンピース女子もいたが、9月は寒そうだった
・下着とかタオル 4組くらい
・防寒着 フリース、ダウン。夏でも夜は寒い。着たくなる
・ヘッドライト 消灯後は必須
・予備電池(私はエネループ使ってた)
・各種充電器
・リップクリーム めちゃくちゃ乾燥する。冬より乾燥。
・ハンドクリーム 毎日厨房入るから手が荒れる
・日焼け止め SPF50+のものを
・サングラス 外作業は眩しい
・小屋内スリッパ クロックスとKEEN率高い。厨房で火傷しないように、つま先は出ていない方が望ましい。私は思いっきりつま先出てるのを使ってたが、何度か危ない目にあった。
・ドコモの携帯orスマホ S社A社はつながらなくてとても不便。スタッフ用の館内Wi-Fiは混雑して遅いし、月末は最悪。
・エプロン、三角巾 厨房入るとき必須。かわいくてOK
・デジカメ 美しい風景が目の前に広がっているのに、画質悪いスマホじゃもったいない
・歯ブラシセット 節水なのでコップも
・常備薬 特に風邪引くとなかなか治らない。私は便秘しやすいので下剤持っていった
・風呂セット 小屋にもあるが、お気に入りのシャンプーがあれば是非
・(女子)生理用品 なくなったら困るのでちょっと多めに
・あとは登山時に使う最低限のもの。ザック、靴、雨具など


【あると便利】
・カメラ三脚 星を撮るなら必ずどうぞ。コンデジなら小さいもので十分
・オカリナ 小屋はギター持ち込み禁止だった。私は必ず外で吹いてた
・ツナギ 外作業やトイレ掃除で着用。持ってなくても小屋で貸してくれる。ただ、小柄な女子サイズはない。
・ニット帽 寒いから。あと、風呂入れないときにとりあえずかぶれて便利
・ユニクロのヒートテック長袖 夏でも重宝。半袖シャツの下に合わせて着用。いろんな人が持ってるから、名前を書かないとなくなる
・レッグウォーマー 足元寒い
・日記帳 私は毎日つけていた
・好みのコーヒー豆、茶葉、嗜好品
・折りたたみのサブザック 12Lザックで散歩に出かけた
・ワセリン 乾燥に対して最強。腕と脚に使ってた
・ステンレスマグボトル 保温できるのが1つあると、出先でお湯沸かす手間が省ける
・山と高原地図 忘れ物が小屋にもたくさんあるが(笑)
・2万5千分の1地形図 これに最後に、みんなに寄せ書き書いてもらった
・コロコロする粘着のアレ 部屋に掃除機持っていけないので、掃除用に必要と感じた。小屋を訪れる友人に頼んで持ってきてもらった。


【あったらよかった】
・マニアックな調味料 ローリエ持っていけばよかった。他のスタッフが持ってたのをもらった。ガラムマサラとか、あと聞いたことないやつ持ってる人もいた
・自分の好きなお菓子 お菓子不足のときに出すと、崇められる
・同室者との仕切用布 部屋によってはカーテンのような仕切があるとプライバシーが守られる
・衣装ケース それごと荷揚げしてきて、衣服管理が楽々そうだった


【これはいらなかった】
・コンタクト 毎日つけ外しが面倒。私の場合は専ら眼鏡だった。毎日つけてるスタッフもいた。
・ゴム手袋 何組か持って行ったが、小屋にあった
・ドライヤー あった
・マスク 布団畳むとほこりっぽい。小屋にあった
・オーエスワン 持って行ったが飲まずに下げた
・ストーブ、ガス一式 使わなかった。ステンレスマグボトルで代用可
・休日用の行動食 ソイジョイもカロリーメイトも小屋の売店で売ってた
・折りたたみ座布団 そのまま岩に座るから使わなかった



【他のスタッフの荷物拝見】
・天体望遠鏡 満月の夜に大活躍。土星も見えた
・アロマランプ 同室者の香りに癒された
・小机 鏡や化粧水を並べて完全に部屋だった
・好きな本、漫画 漫画全巻セットで食堂の本棚に置いていた
・クライミング用品
・お気に入りの酒類
・ヨガマット
・黒魔術の魔導書 革表紙の分厚い本を読んでるスタッフがいた
・ポケットラジオ
・パソコン、タブレット
・テント泊装備一式 休暇で下山し、そのままアルプス縦走へ行く人も
・PSP 壁一枚挟んで隣の部屋同士で通信対戦する強者がいた
・聴診器、ポケットマスク、瞳孔観察用のペンライト等 ナースなヒトが持参。何かあった場合に備えて
・レターセットと切手 下界に恋人がいるなら、下山するスタッフに手紙を預けてポストに投函してもらうことも可能
・小さい箒と塵取り コロコロ同様、部屋掃除のため

思い出したら適宜追記します。



↓↓参考になったらポチっと押してもらえると嬉しいです↓↓
にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周(バイク)へ
by chidorigo | 2015-11-02 00:00 | 山小屋2015夏 | Comments(0)

小屋閉め作業は着々と

天水タンクの配管が、凍結で破裂した。外は寒すぎて、もう天水タンクを置いておくことができない。というわけで、中に引っ越していた。1タンク500Lの水が入る。
f0350083_12494678.jpg


f0350083_12494837.jpg


それをじゃぐ蔵(20Lタンク)に移し替えて使用する。厨房でじゃぐ蔵を使うと、あっという間に空になる。水をどのくらい使っているのかが、恐ろしいほど良く分かるから、嫌でも水を大切にしようと思う。
f0350083_12495061.jpg


1階の客室は物置と化す。
f0350083_12495284.jpg


外は建物に丸太を立てかける。雪の重みで潰されないよう、丸太に圧力を分散させる。
f0350083_12495526.jpg


併設の診療所は、トップシーズンのみ開設。じゃんじゃん小屋閉めが進む。フードと呼ばれる板を、窓にはめる作業。冬の厳しい風と雪から窓を守る。
f0350083_12495778.jpg


f0350083_12495919.jpg


この記事が更新される頃、小屋閉めは完了しているはず。今シーズンの営業は終了。これより冬期小屋となる。

お越しいただいた皆さん、ありがとうございました。また来シーズンお待ちしています!(私はいないと思うけど)

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周(バイク)へ

by chidorigo | 2015-11-01 12:00 | 山小屋2015夏 | Comments(0)

静かな晩秋、過ごした小屋へ

今回入山するパーティーは3人。

名古屋出身の同い年、休暇明けで入山するハマちゃん。 私が山を降りてしまったのに対して、彼は現役スタッフだ。 小屋ではお笑い担当の彼は、身長179.9cm。笑いまであと1mm、ということが多々あるが、ムードメーカーで慕われている。
f0350083_12312016.jpg

もう一人は、さすらいの主婦あめちゃん。中学生のお子さん2人と旦那を下界に残して働きに来てた、ツッコミ所満載な主婦である。私同様、今期の任期満了で下山していた。誰よりも働いてる時間が長い気がするし、レジ閉めは金額ぴったりだし、まかないは美味いしで、できる主婦なのだ。
f0350083_12312424.jpg

そして山好き旅好きブロガー、26歳さいちーの3人が、紅葉も終わって冬を待つ静かな山を賑やかにすべく入山した。
f0350083_12312743.jpg

この3人は山小屋きってのよく笑うメンバー。全員が小学校でのレク係経験者だったから、余計に賑やかなパーティーで、歌ったりヤッホー叫んだり笑ったりしながら登っていった。

水が枯れた沢では流木を拾って遊び・・・
f0350083_12313086.jpg


f0350083_12313302.jpg

気に入った流木をザックに突き刺して、一緒に登りはじめる私。杖サイズでちょうどよく、持ち帰りたいけどこれでは恥ずかしくて電車に乗れない。というか、そもそもここは国立公園だから持ち帰っちゃだめだし。

天気や良すぎて小春日和。小休止のはずが、気持ち良くてうとうと。気付いたら1時間も経っていた。
f0350083_12313521.jpg


振り返れば鳳凰三山
f0350083_12313877.jpg


上部の川は凍っていた。アイゼンが必要なほどでもなく、凍結していない場所を選んで登っていく。
f0350083_12314145.jpg


北岳名物、謎の案内。
f0350083_12314486.jpg


冬が近い。寂しい画が撮れた。
f0350083_12314643.jpg



トラバース分岐より、間ノ岳。左奥には農鳥岳。
f0350083_12345376.jpg


谷の向こうには富士山。
f0350083_12345524.jpg



小屋に到着。ゆっくりすぎて7時間半もかかってしまった。ちなみに私の足で、今期最短は5時間半。最速のスタッフは3時間で登る。

バイオトイレは冬季閉鎖。
f0350083_12345790.jpg

外で作業してたスタッフたちに出迎えられた。

ただいま!\(^o^)/

帰ってきた。マイホームへ。


にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周(バイク)へ

by chidorigo | 2015-11-01 06:00 | 山小屋2015夏 | Comments(2)

仙塩尾根から両俣小屋

「24-25歳の結婚線が濃い。30歳を過ぎたらもう結婚できないわよ」
手相を見てもらったら、衝撃的な結果でした。

さいちーです。おはようございます。

誕生日が過ぎ、26歳になりました。と同時に、1回目の婚期を逃しました。さようなら、婚期。次のチャンスが最期らしいです。

白馬の王子さまを待つわ!なんて夢見ないので、白馬岳まで王子様を迎えに行ってやろうかしら(・ω・)


最終下山日、いつもとは異なるルートで降りてみたいと話したら、許可が出た。支配人と2人で下山。
<ルート>
間ノ岳~三峰岳~仙塩尾根~両俣小屋泊

三峰(みぶ)岳は、静岡、山梨、長野の三県の県境。
f0350083_16105666.jpg
f0350083_16082420.jpg
ここから、仙丈ケ岳方面へ縦走する尾根がある。仙塩尾根だ。馬鹿みたいに長い尾根だから、バカ尾根とも呼ばれている。

北、仙丈ケ岳。
f0350083_16101358.jpg

南、塩見岳。
f0350083_16114341.jpg
丈ケ岳と、見岳を結ぶから、仙塩尾根という。

紅葉に染まった山肌を見ながら、尾根を下る。
f0350083_16132316.jpg
結構急だし、ガレてるし、一部崩落してるし、慎重さを要求される尾根だった。

f0350083_16163058.jpg

f0350083_16172406.jpg
野呂川乗越から両俣側には、周囲が倒木している場所があった。何年か前に竜巻が発生してなぎ倒されたらしい。こんな山奥でも竜巻が発生するのかと驚いた。

f0350083_16180302.jpg

f0350083_16194284.jpg

両俣小屋への到着は原則15時までだ。支配人との下山で、道標のペンキ塗り作業のため遅れると予め連絡しておいた。両俣に到着したのが17時半だった。山小屋到着には遅すぎる時間だった。一般登山者だと怒られるレベル。


f0350083_16231278.jpg

ここは山奥の秘境で、携帯もテレビの電波も入らない。
f0350083_16234736.jpg
小屋番の星さんは、毎日ラジオを聞き天気図を描いている。天気図のリスニングなんてすごすぎる。

そしてご飯がとても美味しい。まさかこんな山奥でネギトロを食べれるなんて思っていなかったので、支配人と二人で大喜び。

f0350083_16254031.jpg

オシャレな食堂。バイト君が描いたそうだ。
f0350083_16270379.jpg
f0350083_16265143.jpg


こたつでぬくぬくしてたら眠くなってしまった。

そして就寝。毛布3枚重ねて寝たけど、明け方寒くて毛布の中で丸まっていた。

朝食から美味しくて、ご飯お代わりしてしまった。
f0350083_16290033.jpg

お土産に両俣Tシャツを購入。カラーバリエーションが豊富で、迷う。さんざん悩んで・・・何色を選んだかはヒミツ。ローズはこれがラスト。山荘のスタッフに1枚購入してきてほしいと頼まれてたから、希望の色を購入した。
f0350083_16292203.jpg
外の大岩の下から、水が沸いている。軟らかくて美味しい水だ。ここの水は今まで枯れたことがないと話してくれた。
f0350083_16320887.jpg
水はうまいし、ご飯は美味しいし、星さんは面白いし、リピーターが訪れるわけだ。バス停から林道歩きが2時間もあり、アクセスが悪いのが難点だけど、一度は訪れてみる価値のある場所だと思った。

ちなみに、ここの小屋番星さんに手相を見てもらったら、冒頭の結果になりましたとさ。



にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周(バイク)へ
by chidorigo | 2015-10-08 06:00 | 山小屋2015夏 | Comments(4)

ヘリ荷揚げ日和

公開しそびれた記事。8月下旬の話。



ヘリ荷揚げ日和。

稜線やりたい!と根回しして、稜線部隊に選抜された。ツナギ着てメット借りて、稜線に出た。稜線の役目は、登山道を歩く登山者を一時通行止めにし、小屋に登山者を近づけないようにすることだ。ヘリが安全に荷物の積み降ろしを行う上で重要になる。


無線に指示が入ると、間もなくヘリが姿を表す。
f0350083_18584371.jpg


f0350083_18585346.jpg


f0350083_18590206.jpg


f0350083_18591730.jpg


f0350083_18594877.jpg


f0350083_19001084.jpg


f0350083_19002770.jpg


この日は2回で終了。2回目は通行止めにする登山者がいなかったので、写真が撮れた。

f0350083_19004629.jpg


f0350083_19012217.jpg


このあと、荷揚げされてきた荷物を仕分けして倉庫に運び込んだ。箱入りのペットボトル飲料と、缶ビールを運びまくる。午前9時半にして1日の体力の半分を消耗した。翌日には指が筋肉痛だった。ヘリの日はがっつり肉体労働で体力勝負だ。


にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周(バイク)へ

by chidorigo | 2015-10-07 06:00 | 山小屋2015夏 | Comments(0)

屋根裏部屋の紹介

きれいになったので、やっと部屋の紹介ができる(笑)

部屋の片づけを終え、段ボールは来たとき同様3個にまとめた。
f0350083_15122803.jpg

自室は畳約2帖分、この部屋は女子部屋で3人が寝泊まりしていた。カーテンで区切って使っていた。見た目狭そうだが、部屋で過ごす時間は就寝時くらいだから苦にならなかった。テントより広いし、布団も敷けるし、荷物も置けるし。

部屋の端には梯子があって、扉というか蓋を開閉させ、1階の通路と2階の部屋とを区切っている。
f0350083_15125537.jpg



この部屋の真下は受付で、午後になると窓口とお客さんとのやり取りで大変にぎわう。昼寝するにもなかなか難しい。早朝は出発する人でにぎわうため、休日だろうが遅番だろうが、目が覚めてしまう。あとは、天井が狭いので立ち上がることが難しい。

いいこともあって、すぐそこキッチンだから暖かい空気が上に来るため、部屋自体冷えきってしまうことがない。一方、壁一枚向こうは外で、冷たい隙間が吹き込んでくる部屋もある。女子はキッチンに近い暖かい部屋を割り振られている。配慮してくれてるのが嬉しい。男子よ、すまないね。


そして寒さ対策として、既に豆炭が導入されている。早いスタッフはお盆過ぎから使い始めている。水が貴重な稜線では、湯たんぽではなく豆炭を使う。全然冷めなくて、1日半くらい持つ。小屋によってはお客さんに500円で貸し出しサービスしているところもある。500円なら喜んで借りるよな~なんて、他のスタッフと話したり。
f0350083_15251370.jpg

火を使うから、熱湯とは比べ物にならいくらい熱くなる。豆炭を包む布が薄くて、「布と布団が焦げた」という話も時々聞く。結構危ない。火事になるじゃん!豆炭専用の袋は数枚しかない。あまり薄い布は使えないので、二重にしたタオルと細引きを使って自分用の豆炭袋を縫った。
f0350083_15292238.jpg

f0350083_15311474.jpg


昼間の食堂で作っていたら、

「さいちーがなんか裁縫してる・・・」
と注目を集めた。ただの巾着なんだけど・・・。

何気に女子力が高いよね」

迷言いただきました!

ところで、「何気に」ってなんですか!気になりますな(  ̄▽ ̄;)



……え、裁縫って基本スキルだと思ってるんだけど。みんな家庭科の授業で習ってきたでしょ?違うの(゜Д゜;)



細引きの結び目がピースに見えるのは気のせい(笑)
にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周(バイク)へ
by chidorigo | 2015-10-06 06:00 | 山小屋2015夏 | Comments(2)