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土木作業

元土木職で配管工事ができるスタッフがいる。そのスタッフに教えてもらいながら水道管をいじる補佐をしている様子。

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使ったことない工具で苦戦。そもそも工具をほとんど使ったことないワタシ(笑)

重機乗れたり、エンジンメンテできたり、技術系のスタッフがいて心強い。
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登山道の整備も、山小屋スタッフの重要な仕事だ。

ヘリで荷揚げされてきた丸太を、登山道中腹の危険箇所へ運ぶ。梯子が壊れかけてきているから、順次修復していく。こういった力仕事は男性が任される。

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休暇で下山する日も、男性スタッフが二人、外作業に出ていた。彼らが梯子を直してくれるおかげで、危険な箇所も安全に通行できる。私たちは彼らがしっかり作業に出れるよう、中での作業、特にキッチンを任されている。

美味しい食事(時に手抜きだが)を作って彼らを支えることが、登山道の安全を守ることと、更にはそこを通行する登山客の安全につながっていると考えている。そして私たちは、山や小屋を訪れる登山客に支えられている。


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by chidorigo | 2015-08-19 06:00 | 山小屋2015夏 | Comments(2)

山の上から見た花火

お盆は甲府盆地で花火大会があった。
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夏の夜空を彩る花火、あの美しさ、迫力を、私は疑うことなく信じてきた。しかし標高2900mの稜線から見る花火は、豆粒よりも小さく、無論音など届かない。迫力など皆無で、私が知っている花火とは全く違った。ショックだった。あんな小さいものに、私は感動していたのか。価値観が揺らいだ。



ため息をつき、岩の上にごろりと寝転がる。



頭上には星空が広がっていた。


ペルセウス座流星群が来ていた。30分眺めて、2つの流れ星とで出会った。



小屋があるコル(山と山の間のへこんでる部分)を挟んで南北では、雷が光っていた。


テント内部で揺れるランタンの光が、テン場を彩っていた。
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町の花火は遠いし小さいけど、それでもきれいだった。小さく光っては消えていく。高山植物もそれに似てるかもしれない。短い夏を生き散っていく。

町でも山でも、はかないものは美しい。


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by chidorigo | 2015-08-18 06:00 | 山小屋2015夏 | Comments(2)

落雷、生死を分ける

先日、うちのスタッフ2名が隣の小屋へ遊びに行った。 帰りに夕立に遇い、酷い積乱雲のど真ん中に入ってしまった。
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一人は40代の元クライマーで、山の経験や知識が豊富で幾度の危機を乗り越えてきたベテラン。便宜上、ここでは倉今と呼ぼう(笑)もう一人は20代の私より年下で、山好きな青年。彼は柴犬飼ってるからと呼ぼう(ぇ


隣の小屋からの帰り道の話。

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気温がぐっと下がり、小粒の雹が降り始めた。「先に行け」倉今は雷雨になることを予想した。しかし足が悪くて歩行速度が遅い。柴に先に行かせることを選んだ。「大丈夫です。一緒に行きます」柴は答えた。


間もなく激しい雨が降り始め、登山道には沢のごとく水が流れた。


閃光と同時に轟音が響き、近くに落雷。 高さがある場所に雷が落ちる。 逃げ場のない稜線で、ザックを投げ、地面に這いつくばる。


(彼を死なせてしまうかもしれない)


倉今は本気で思った。二人は逃げ場のない稜線で、雷雨が去るのを必死に耐えた。雷雨が遠退き、ようやく立ち上がれた。二人は泥だらけだった。



山では、生と死は時として運に左右される。私が体験したわけじゃないが今回の二人の件で、山の厳しさを改めて感じた。 同時期に、お隣中央アルプスで落雷による死亡事故のニュースが入ってきた。



倉今は言う。

「雷は運だ。ただ、死ぬ確率を下げる方法はある。縦に割れてる岩には身を寄せるな。折り重なってる岩の下に身を寄せろ。岩がなければ、どこよりも低くなれ


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山の経験を重ねた者だからこその、説得力のあるアドバイスだった。山は、生きる力を学ばせてくれる。



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by chidorigo | 2015-08-17 06:00 | 山小屋2015夏 | Comments(4)

山小屋スタッフ1日の流れ

小屋の人がどんな生活を送っているのか気になると思う。私が一番気になっていたことのひとつでもある。というわけで、時間軸で紹介する。日によって時間の前後があるものの、8月のスケジュールはこんな感じだ。


3:30 早番起床
客食の準備を始める。とりあえず眠い。


4:30  お客さんの朝食スタート
以降、45分で1サイクル。2回目、多いときは3回目がある。日の出時刻とかぶるから、朝日に見とれて来ない人がいる。来ない人はご飯が冷めるが、知らん。窓から日の出が見られるのは早番のいいところ。
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6:00 遅番起床
早番は食事の仕度を続行。遅番は客室の布団を片っ端から畳む。そして窓にかけて干す。


7:00 スタッフ朝食
朝のまかないは早番が作ってくれる。


7:45 ミーティング
この日の予想宿泊数や、仕込み数、やることなどを打ち合わせ。


8:00 清掃開始
食堂、厨房、廊下、トイレ(館内・屋外)、客室等、手分けして清掃を行う。掃除機をかけて、布団をセットする。
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10:00 午前のおやつ休憩
お気に入りのマイカップで、コーヒーや紅茶を片手に、荷揚げされてきた差し入れのお菓子をみんなで食べる。一服。

ヘリでドーナツが荷揚げされてきた。「食え太れ」に笑った。
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~12:00 早番仕込み。遅番休憩
遅番は起床してからまだ4時間しか働いていないが、午前中が休憩時間となる。早番は夕食の仕込みと、昼食の準備を行う。


12:00 スタッフ昼食


13:00~15:00 早番休憩、遅番仕込み
早番はやっと休憩できる。遅番は、午前中に終わらなかった仕込みの続きを行う。夜のまかない当番が、夕飯の仕込みを同時進行。受付担当になると、ぼちぼち忙しくなる。


15:00 午後のおやつ休憩
休憩枠はあるが、休憩している時間は午前と比べてほとんどない。結構忙しい。受付は最盛期を迎え、宿泊者の受け入れと部屋の割り振りに頭を悩ませる。暑い日、売店では生ビールが飛ぶように売れる。


15:30 夕飯準備
夕食1回目が始まる1時間前から、お客さんに出す夕食の準備が始まる。


16:30 お客さんの夕飯スタート
朝と同じく、45分で1回が回る。8月は3ラウンド、シーズン土日は6ラウンド。食器が果てしなく足りないから、延々と洗い続ける。同時進行で、明日の弁当を作る。弁当はお客さんので、出発時刻に朝食が間に合わない人が持っていく朝弁当、お昼に食べる昼弁当と、2種類ある。


19:30 スタッフ夕食
まかない当番が作ってくれた食事を、スタッフみんなでいただく。消灯時間になってしまうため、食器は翌日の朝洗う。
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私が当番だったときの餃子。ゴーヤが1箱荷揚げされてきて、消費に困っているのでゴーヤの佃煮作った。


20:00 消灯・終業
ブレーカーを落として客室の電気を消す。ゴミをまとめて、食堂を軽く掃いて、トイレのスリッパを揃える。売店は鍵をかけて、閉店ガラガラ。歯磨きをして終了。

消灯後は自由。パズドラやったり、電話したり、星を見に行ったり、各々が自由に過ごす。コーヒーの生豆を煎って、挽いて、淹れ始める人。晩酌組もいる。眠くなった人から自分の部屋に戻って寝る。消灯後が一番楽しかったりする(笑)

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by chidorigo | 2015-08-16 06:00 | 山小屋2015夏 | Comments(4)

8月中旬の稜線の花(後編)

前編の続き。

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地面が花束に見えてくる。

「♪愛を込めて花束を~」

高音域が出ないので、1オクターブ下げて歌い
ながら散歩。もはや鼻唄。


<ミソガワソウ>
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<ミヤマクワガタ>
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<タイツリオウギ>
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<キタダケトリカブト>
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<ハクサンフウロ>
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<ミヤマコウゾリナ>
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<コメススキ> 雑草に見えるけど、ちゃんと高山植物
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<キタダケヨモギ>
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さて、明日から一時下山。休暇があるので酷暑の下界に降りなければならない。記事をいくつか予約投稿しておくことにしよう。



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by chidorigo | 2015-08-15 06:00 | 山小屋2015夏 | Comments(0)

8月中旬の稜線の花(前編)

稜線の花シリーズ(?)、3回目の今日はトラバース道に咲く高山植物を紹介する。

こんな岩陵地帯に咲いている。
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<タカネナデシコ>
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<タカネニガナ>
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<ミネウスユキソウ> エーデルワイスってやつ。
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<キンロバイ>
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<ミヤマホツツジ>
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<ヒメシャジン>
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<イワインチン>
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<イブキトラノオ>
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<ミヤママンネングサ>
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ガスってきたので、撤退。初夏の花は枯れ、夏の花に変った。夏の花も、早いものは枯れ始めてきた。山の夏は短い。行く度に違う花に出会えるから面白い。



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by chidorigo | 2015-08-14 06:00 | 山小屋2015夏 | Comments(0)

まかない当番

従業員はどんな食生活を送っているのか知りたいとのリクエストがあったので、食事について書こうと思う。

従業員の食事は、お客さんに出す客食に対して、従食(じゅうしょく)もしくはまかないと呼ばれる。ここで書くのは従食についてだ。


朝食、昼食は早番スタッフが適当に作る。夕飯は順番にまかない当番が回ってくる。

こちら、ある日の朝食
干物とか冷凍白身魚が充実。私は昔からシシャモが苦手なのでパス。
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ちなみに米は茨城産、山梨産等、国産米を使用している。全国の米を食べ歩いてきた私にとっても、ここの白米は美味しいと感じる。


続いて、ある日の昼食
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○亀製麺ならぬ、山小屋製麺開店!セルフ式のうどんにした。鍋もボウルも特大サイズだから、各種トッピングが小さく見える。麺は北海道産、個包装の生麺。荷揚げ時に上がってきたので使わせてもらった。もちもちの美味しい麺だった。
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めんつゆがないので、乾燥椎茸でだしを取り醤油を始め、諸々の調味料を混ぜて薄めの汁を作った。肉に濃いめの味をつけて、肉うどんの完成。温玉も作った。温玉は作れないと思われがちだが、お湯に入れて放置するだけで簡単に作れる。

作ろうと思えば、デザートやスイーツが作れる。お菓子作りが好きな人が多く、ホットケーキやリンゴケーキ、抹茶アイスなどを誰かしらが作る。お菓子作りは、忙しくなければ業務中にやってOK(笑)
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私は白玉が食べたくなったので、食品庫にあった白玉粉と小豆代わりの金時豆を使い、圧力鍋で煮た。白玉ぜんざいの完成。
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みんな喜んで食べてくれるし、お菓子作りはちょっとした余暇になっている。作る方も、食べる方もスイーツは楽しみのひとつなのだ。

前の荷揚げでリンゴが上がってきた。アップルパイを作りたくなったので、次の荷揚げにパイ生地をリクエストした。



それから、ある日の夕食
私がまかない当番で作った物たち。今のところ2回回ってきた。しょぼいと思っても言わないでね。

手羽先
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角煮
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男子スタッフ作、素揚げ野菜。カレーにトッピングして、彩り鮮やかな夏野菜カレーになった。
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前日の残り物があると、テーブルが賑やかになる。逆に残り物や客食の余り物がないと、寂しい食卓になる。


毎日カレーでしょ?とか言われることがあるが、とんでもない!食事はスタッフの楽しみだから、結構充実している。食べたいものをリクエストすると、誰かが作ってくれる 。しかもみんな料理上手い!!

あと、 絶対に「まずい」とは言わない 。みんなの優しさを感じる。全員がまかないを作機会があるから、次も気持ちよく作ってもらうための配慮だと思う。本当に美味しいと各所から「うまい」と聞こえる。微妙な時は「うまい」の数が減る。そこで今日の出来はどうか判断をする。

家庭用とは程遠い、業務用のでかい鍋を使用する。最初は分量が全然分からないが、だんだん分かってくる。味がつけば適当でいいのだ(ぇw

嫌でもほぼ毎日包丁を握るから、鍛えられている。料理が多少上達するといいなー。



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by chidorigo | 2015-08-13 06:00 | 山小屋2015夏 | Comments(2)

お昼寝大好き

徒歩15分のところに、ごろごろできる広さの岩がある。
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汚い足晒してすんませんw

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仙丈ヶ岳が目の前で、V字谷を見下ろしながらの昼寝は最高。

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風は涼しいが、日差しが強い。1時間もごろごろしてれば、あっという間に日焼けする。日焼け止め塗ってたけどうっすら赤くなってしまった。
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山に来てやってみたかったことの一つが叶った。


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by chidorigo | 2015-08-12 06:00 | 山小屋2015夏 | Comments(2)

しましま富士さん

こんなボーダー柄の富士山、見たことありますか?
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オシャレだなー。Tシャツにしたい(笑)

波佐見の陶器市とかで売ってそう。
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現代風にアレンジされた水墨画風、白黒にしてみた。それでもしましま。

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食堂の窓枠が、いい具合に絵画みたいになっていた。

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天気がいい日は毎日富士山が見れる。こんな富士が見れるのも、ここに住んでる特権かもしれない。


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by chidorigo | 2015-08-11 06:00 | 山小屋2015夏 | Comments(6)

稜線の夕立

最近はよく夕立が来る。

15時前後に発生することが多い。雹が降ることもある。昼間の夕立は、中の業務があって撮影できないため、夜の雷鑑賞会を上げる。
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山の向こう両サイドでピカピカ光っていた。雷雨豪雨だろう。距離があって音は届かない。自分の頭上は星空だというのに。

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稲妻が3~4本、横に走っていてイルミネーションかと思うくらい。きれいで迫力満点。

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別の日の夕立後。虹がかかった。

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雷の音がしてきたら、稜線は危険です。早めに避難しましょう。またストックは危険です。電話の電波も雷を誘導します。電源切りましょう。



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by chidorigo | 2015-08-10 06:00 | 山小屋2015夏 | Comments(2)