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ヘリ荷揚げ日和

公開しそびれた記事。8月下旬の話。



ヘリ荷揚げ日和。

稜線やりたい!と根回しして、稜線部隊に選抜された。ツナギ着てメット借りて、稜線に出た。稜線の役目は、登山道を歩く登山者を一時通行止めにし、小屋に登山者を近づけないようにすることだ。ヘリが安全に荷物の積み降ろしを行う上で重要になる。


無線に指示が入ると、間もなくヘリが姿を表す。
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この日は2回で終了。2回目は通行止めにする登山者がいなかったので、写真が撮れた。

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このあと、荷揚げされてきた荷物を仕分けして倉庫に運び込んだ。箱入りのペットボトル飲料と、缶ビールを運びまくる。午前9時半にして1日の体力の半分を消耗した。翌日には指が筋肉痛だった。ヘリの日はがっつり肉体労働で体力勝負だ。


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by chidorigo | 2015-10-07 06:00 | 山小屋2015夏 | Comments(0)

屋根裏部屋の紹介

きれいになったので、やっと部屋の紹介ができる(笑)

部屋の片づけを終え、段ボールは来たとき同様3個にまとめた。
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自室は畳約2帖分、この部屋は女子部屋で3人が寝泊まりしていた。カーテンで区切って使っていた。見た目狭そうだが、部屋で過ごす時間は就寝時くらいだから苦にならなかった。テントより広いし、布団も敷けるし、荷物も置けるし。

部屋の端には梯子があって、扉というか蓋を開閉させ、1階の通路と2階の部屋とを区切っている。
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この部屋の真下は受付で、午後になると窓口とお客さんとのやり取りで大変にぎわう。昼寝するにもなかなか難しい。早朝は出発する人でにぎわうため、休日だろうが遅番だろうが、目が覚めてしまう。あとは、天井が狭いので立ち上がることが難しい。

いいこともあって、すぐそこキッチンだから暖かい空気が上に来るため、部屋自体冷えきってしまうことがない。一方、壁一枚向こうは外で、冷たい隙間が吹き込んでくる部屋もある。女子はキッチンに近い暖かい部屋を割り振られている。配慮してくれてるのが嬉しい。男子よ、すまないね。


そして寒さ対策として、既に豆炭が導入されている。早いスタッフはお盆過ぎから使い始めている。水が貴重な稜線では、湯たんぽではなく豆炭を使う。全然冷めなくて、1日半くらい持つ。小屋によってはお客さんに500円で貸し出しサービスしているところもある。500円なら喜んで借りるよな~なんて、他のスタッフと話したり。
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火を使うから、熱湯とは比べ物にならいくらい熱くなる。豆炭を包む布が薄くて、「布と布団が焦げた」という話も時々聞く。結構危ない。火事になるじゃん!豆炭専用の袋は数枚しかない。あまり薄い布は使えないので、二重にしたタオルと細引きを使って自分用の豆炭袋を縫った。
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昼間の食堂で作っていたら、

「さいちーがなんか裁縫してる・・・」
と注目を集めた。ただの巾着なんだけど・・・。

何気に女子力が高いよね」

迷言いただきました!

ところで、「何気に」ってなんですか!気になりますな(  ̄▽ ̄;)



……え、裁縫って基本スキルだと思ってるんだけど。みんな家庭科の授業で習ってきたでしょ?違うの(゜Д゜;)



細引きの結び目がピースに見えるのは気のせい(笑)
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by chidorigo | 2015-10-06 06:00 | 山小屋2015夏 | Comments(2)

ボーコン沢の頭から

プロ写真家が時々泊りに来るのだが、彼らは言う。

「ボーコンからの北岳が一番美しい」と。



そんな話を聞いたら、行かないわけにいかない。

ボーコン沢の頭へ行った話をする。


下山も間近、最後の休日。勤務がこの日までだった他のスタッフと、休暇が始まるため下山するスタッフと、6人パーティーにくっついて見送りがてら散歩にでかけた。
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八本歯のコルから、南の稜線を歩くこと1時間。

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天気がよくて、気持ちの良い。間ノ岳、その左には農鳥岳まで。
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ホームがどーんと見えるポイントに着く。ああ、初めて見る角度の北岳だ。
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確かに美しい形をしている。いつものホームから見る角度では、双耳峰疑いがあるが、ここからだとその疑いが晴れる(笑)
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ボーコン沢の頭には、ケルンが建っている。そこから、北岳の全ての山小屋が見える。

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バットレスの向こうに、肩の小屋。

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森の中の御池小屋(おいけごや)。
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そして北岳山荘。
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鳳凰三山の展望もばっちり。
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そして富士山。いつもより近い。手を伸ばせば届きそう。
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秋になると、どこからかホシガラスがやって来る。来る冬に備えて、ハイマツの実を食べて蓄える。彼らは、飛ぶのが速くて写真に収めるのが難しい。たまたまつがいで岩に止まったため、撮るのに成功した。私のデジカメのズームが弱いのが残念。
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こんな感じで、ハイマツを食べ散らかす。彼らの食べ残しの実を一つ、剥いて食べてみた。ひまわりの種のような味がした。意外といけることが分かった(笑)
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あまりにも気持ちのいい日、気持ちのいい場所で、うとうと昼寝。日差しが傾くと、肌寒さを感じた。帰路を急ぐ。

稜線に住んでいると、朝日から夕陽まで見れるから、山にいながら日の短さを感じないのだ。稜線から外れたとき、日の傾きとともに昼間が夏と比べて短くなったとより強く感じるのだった。

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イワヒバリ。このこは、人のところによく遊びに来る。毛がぽよぽよしてたから、まだ巣立って間もないのかしら。
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ボーコンはこんな感じ。時間があれば、是非行ってみてほしい場所だ。




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by chidorigo | 2015-10-05 06:00 | 山小屋2015夏 | Comments(3)

山小屋ライフ終了

任期満了。
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厳しくも美しい自然と景色と、素敵な仲間に囲まれ、充実の山小屋ライフだった。

山の終わりと、新たな出発を見送るかのようなハレ。
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あぁ、なんて日なんだ。
なんてところに住んでいたんだ。
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ぐるりと見渡せば、360度の大展望。水平線と、はるか彼方の山々の頂。稜線歩きが気持ちよくて、西から吹き付ける冷たい風など気にならない。

空は、どこまでも広い。

青の中を羊の群れが泳ぐ。青のキャンパスは絶えることなく描き続け、そのうち海底の水紋のような画に変わっていった。

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森林限界を下り、樹林帯に入る。
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落ち葉を踏みしめる音が心地よい。
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色づた葉をより鮮やかに見せる午後の日差しが、木々の間から木漏れ日となって降り注ぐ。
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山の秋はますます深まる。

里に降りると、まだ秋の気配は遠かった。

山の秋と、これから訪れる里の秋。ひと秋に二度も秋を楽しめるなんて、贅沢じゃないか。

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これにて山小屋ライフは終了。


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さあ、里の秋を楽しもう。



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by chidorigo | 2015-10-03 06:00 | 山小屋2015夏 | Comments(5)