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礼文島へ渡る(旅29日目)

8月3日 曇/にわか雨 利尻島-礼文島-稚内


朝一の便で礼文島(れぶんとう)へ渡った。風が強く、涼しいを通り越して寒さを感じた。
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礼文島には、島をぐるっと回れる道がなく、西半分はトレッキングコースが整備されている。晴れていれば、1泊してトレッキングする気があった。でも天気は曇りで、翌日は雨予報も出ており、夕方の便で帰ることにした。
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ここ礼文島は緯度が高く、海抜0mで既に森林限界を超えている。そのため、背の高い木々は生えず、笹薮の丘陵地帯が広がっている。山に登らずして、容易に高山植物を鑑賞できる場所として人気がある。本州では2000~3000mのアルプスに相当する。冬はそれだけ厳しい。
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花の町を全面的に推してて、そこらのアパートから、マンホールまで花が描かれていた。固有種が幾らか存在し、代表格がレブンアツモリソウ。ゆるきゃらになっていた。
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雪崩も頻発するようで、スノーシェッドも数箇所あった。
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島の東側の道をバイクで北上。途中、金田ノ岬に寄り道。少し沖の波しぶきがかかる岩の上になんかいる!カラスみたいな、ペンギンみたいな、オロロン鳥だ!!ウミガラスのことで、「オロロロロ~」と鳴くからそう呼ばれている。肝心な鳴き声は、風と波の音でここまで届かなかった。
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島の最北端、スコトン岬に到着!岩礁が続く先に、トド島がある。トド島へは、船をチャーターしないと上陸できない。この岬が、一般的な観光で行ける観光島の最北端となる。
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昆布ソフトは、氷の粒が入っててシャリシャリしてたが、コンブ感がよくわからなかった。
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お土産コーナーを物色。トド缶ですか・・・。気になる珍味。鯨肉みたいな味がすると、缶に書いてあった。高いので見るだけ。
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フェリーターミナルに程近い海鮮処かふかで昼食。ツーリングマップルでもオススメされている、ホッケのちゃんちゃん焼きを注文。「ちゃんちゃん」というのは、魚に味噌を塗って、野菜を乗せて焼く料理のことを指す。海なし県の私は、ホッケといったら干物しか食べたことがなかった。ここのは生ホッケ!!ふっくらしてて美味しかった。
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さらにプラス500円でウニが付くというので喜んで注文。生か、焼きかを選べた。大将オススメは焼きだったので、それをお願いした。ここのウニは甘い!!香ばしい風味と、濃厚な身、そして口の中に広がる甘さ。ナカノヒトは、以前のうに丼のときよりも暴れなくなってきた。舌が肥えてきたよ?

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炭火で焼いてくれるのだが、ホッケに火が通る頃を見計らって、対象が茶碗に取り分けてくれる。美味しすぎてご飯がどんどん進む!こんなにもりもり食べたの久しぶり(笑)


その後は桃岩へ。駐車場にあるマットで、外来種の種を持ち込まないよう、靴の裏をきれいにする。徒歩5分で展望台へ着く。岩が桃の形をしていて、そのまんまのネーミングセンス。予想以上に桃だね・・・!!
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下ったところにある展望台から見る桃岩の方が、より桃らしかった。
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角度を変えると、可愛らしい桃は、溶岩ドームだということが分かる。迫力があった。
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そこから程近いメノウ浜メノウ拾いに挑戦。満潮間近で波が迫る。しかも天気悪くなるから、波が高め。波ぎりぎりを歩くと、塩水を浴びる。新潟県の瑪瑙が、海流に乗ってここまでたどり着くそうだ。どれがメノウか分からなくて、近くの売店のおじちゃんに聞いたら教えてくれた。ただの石ころの海岸から、メノウがなんとなく分かるようになった。台風の後なんかは、握れるくらい大きな瑪瑙が拾えることがあるそうだ。瑪瑙=緑色かと思っていたが、緑のは出雲の瑪瑙。ここで拾えるのは白い瑪瑙だった。
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映画『北のカナリヤたち』の舞台となったのが、礼文島で、ロケ地が保存されているらしい。行ってみたら道が工事中で、迂回させられた。しかもダーーートなんて聞いてない(泣)ダート先の駐車場から、さらに徒歩15分もかかるそうなので、やめて途中で引き返してきた。
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この先に利尻富士がどーーんと見えれば最高なんだけど。まあ雰囲気だけ。イメージで・・・。
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1日観光してたら、フェリーの時間になった。さようなら、礼文島。
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~おまけ~
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by chidorigo | 2014-08-09 06:00 | 北海道編
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