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いき壱岐とした猿の横顔(旅131日目)

11月13日 曇/強風 対馬―壱岐

朝寒くて起きられず、8時出発。
朝食はいただいた柿。まだちょっと硬かった。
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8:50便で壱岐島(いきのしま)に渡った。
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風が強く、時化てて揺れる船内。日記つけながら、半分寝てた。寝不足には堪える。
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11:05壱岐着。
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元寇の際の、日本側の大将(まだ少年だった)がお出迎え。
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フェリーターミナルにある観光協会で、情報収集をする。
で、いきなり昼食。壱岐の観光パンフレットに載っていた「豊月」でランチ。
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一番人気の刺身定食を注文。1600円とお高めだが、ここ2日間野宿だったし、今日も野宿の予定だ。少々奮発しようではないか。せっかく離島に来て、美味しいものを食べずに帰るなんてもったいない。
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とても美味しい、新鮮な刺身で大満足。お吸い物にも、切り身が一つ入っていて、箸で触れただけでほぐれてしまう。贅沢なランチだった。ここは来て大正解だった。



お腹も満たされ、壱岐観光に出発。

男岳神社(おんたけじんじゃ)に行ってみた。猿田彦命が祭神だからか、猿が祭られていた。願いが成就したら、石像を奉納する慣習がある。
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狛犬ならぬ、狛猿。
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本殿の裏に回ると、猿の石像が山のようにあった。これだけの猿が集まると、圧巻だ。
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「快復祈願」と台座に書いてあった。‘快復’するといいですね。
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いろんな猿がいた。古い時代のものあった。昔は石彫は職人に頼むとお金がかかるからと、自分で彫る人がいた。石に彫れない人は、木彫で奉納したそうだ。木彫りのものは、時間の経過とともに朽ちてなくなる。たまたまいたバスツアーのガイドが説明しているのを、ちゃっかり聞いていた。
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大漁祈願だろうか・・・。
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漁港には、友人がヤン車と言って譲らないイカ釣り漁船が並んでいた。夜になると、さながらドンキの駐車場ようににぎやかになるんだろう。
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イルカが見られるというので、串山海洋公園に来てみた。
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時期が時期だから、観光客は私以外誰一人としておらず、閑散としていた。
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海と繋がっているプール(?)。
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ここのイルカは、プールに迷い込んできた魚は食べない。餌として与えられる死んだ魚を食べている。飼育されると、狩猟能力がなくなってしまうのか。
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お姉さんが調教していた。
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スタッフの平均年齢がとても若かった。10代~20代。私に説明してくれた男性は私よりも年下で、イルカの調教師になりたくて大阪から来たそうだ。将来的には水族館で仕事がしたいと話していた。地元民しかいないのかと思っていた。そんな志を持った青年が、はるばる海を渡って僻地に就職するなんて。夢があるって素晴らしい。

寒い中ご苦労様です・・・。身体冷えるだろうなぁ・・・。私にはとてもできないと思った。


海洋公園隣の海水浴場。
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穏やかに見えるようで、意外とズァッパーーーンしてる。
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壱岐のお菓子屋さんに立ち寄り。
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壱岐名物、「かすまき」を購入。カステラのような生地であんこが巻いてある。ひとつ300kcal以上ありそうな、ずっしり(いろんな意味で)重いお菓子だ。餅入りなんてのもあって、それも買ってみた。食べきるのが大変だった。
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壱岐の小さな島にも、温泉街がある。地元民のための共同浴場に行ってみたら、定休日だった。ちょっと戻って、すこやか温泉に入る。素泊まり3千円の簡易宿泊施設も併設していた。
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寒かったから、ひとっ風呂入ってぽかぽかになった。受付のおばちゃんに旅をしていることを話すと、「よかったらうち泊まってく?寒いし、島で野宿できる場所なんてないよ」とありがたいお誘いが。でもまだ15時。まだ観光したい場所もあった。

「仕事終わるのが22時だから、もし泊まる場所見つからなかったら戻っておいで」と。島の人は優しい。もし夜までに野宿できる場所が見つからなかったら、おばちゃんに甘えようと思った。


それから壱岐のメインとも言われる観光ポイント、猿岩へ。
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見れば見るほど・・・どう見ても猿だ。
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自然の造形、侮れない。すごいな、この猿クオリティ。地元民も絶賛の「リアル猿」に感動した。

角度を変えると、何だか分からない。猿のサの字もない。先ほどの展望所からが、最も猿らしく見えた。
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ドラッグストアと、ホームセンターが合わさったようなお店、ダイレックスで買出し。島だから品揃えが悪いのは仕方ない。生鮮食品は売っていない。あっても豆腐と卵と牛乳程度。
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観光協会の人と、スタンドの兄ちゃんが「ここならキャンプできると思う」と教えてくれた筒城浜(つつきはま)へ。地図で場所を確認して、その公園に行ってみた。

なんかある。誰かいる。
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遠めにはよく分からなかったが、近づくと自衛隊がキャンプしていると分かった。
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しかも芝生内立ち入り禁止と貼られている。しかも屋根がある場所も陣取られていて、容易に近づけないオーラが・・・。
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炊事棟なら・・・・!と思ったが、洗濯機が鎮座していた。すげー!洗濯機持参するのか!(笑)
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洗濯に来た隊員に、「離れたところにテント張ってもいいか」と尋ねたら「大丈夫だと思う」との返答。「―と思う」とやや曖昧さを感じるが、その人の一存で私のキャンプ地は決定した。


日没後の管理棟前でテント泊。温泉のおばちゃん、野宿できるところ見つかったよ!
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この場所、テントの隣に自販機がある。入れ替わり立ち代りで、隊員たちがちょいちょい飲み物(特に甘いジュース)を買いに来る。足音が気になった。こんなところに張る私が悪いが、夜中も来るからさすがに参った。

洗濯機が鎮座する炊事棟で、軽く調理。風が強くて火が消えそうだった。
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久々に茹でたわ(笑)
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最初はアウェー感ハンパなかったが、とりあえず「こんばんは」と挨拶をしまくって、『一般人がいますよアピール』しておいた。意外と気さくに話しかけてきてくれて、過ごしやすかった。

洗濯をしに来た隊員に聞いたら、福岡県の部隊だそうだ。何の訓練してるのか気になって尋ねたら、ミサイルが飛んできた場合に迎撃するための訓練をしているそうだ。すぐそこ韓国だし、日本の端っこならではの脅威があるのか。私は今日もなんて平和なんだ。

あとは自衛隊もテントで生活しているが、いいシュラフ使ってるから寒くないらしい。私のと交換してほしい(笑)ミリオタじゃないから、自衛隊の装備には詳しくないが、どんなシュラフなのか気になるところだ。


疲れたので早めに就寝。




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by chidorigo | 2015-02-18 06:00 | 九州編
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